むし歯の予防だけではなく、
歯並びの悪化を予防することも大切です
当院では、この時期に矯正治療を開始することはまれです。
お口の中を診て、歯並びが悪くなる要因があればお伝えしたり、将来の歯並びについてご説明させていただきます。
歯並びが悪くなる原因には、顎の大きさなど遺伝的な要因がありますが日々の生活の中に原因が潜んでいるケースもあります。遺伝的な要因に関しては、気をつけることはできませんが、生活習慣の中で予防できることもあります。
メリット
- 歯並びの悪化が機能的な問題であれば、おとなと比較して早期に改善しやすい。
- むし歯によって乳歯が早期に抜けると、歯並びに影響することがあり、早めに対策することができる。
- 小さい頃から、歯医者さんに通う練習ができ、歯医者さんに行くことが当たり前になってくれる。
デメリット
- 治療の協力を得るのが難しい。矯正治療の介入を早くしてしまうと、矯正治療の期間が長くなり、負担が大きくなる。
- 歯並びの悪化が遺伝的な問題であれば、対策を行っても求める効果を得ることができないことがある。
下記のような悩みをお持ちの親御さんは、
いらっしゃいませんか?
- 乳歯列なのに、もう歯ががたがた
- 前歯が反対のかみ合わせ
- 子どもの前歯の裏側からおとなの歯が生えてきた
- 指しゃぶりをずっとしている
- お口がいつもぽかんと開いている
- 上の前歯と下の前歯で食べ物を噛み切れない
- いびきをしている
- 矯正治療っていったい、いつから始めればいいの?
POINT
歯並びの悪化を防ぎ、
個々に合わせて適切な治療時期をお伝えします
必要に応じて取り外しの矯正装置を使用しますが、積極的な介入は、子どもの矯正治療(6~10歳頃)が一番効率が良いと考えています。
5歳未満の時期で治療を行うことはできますが、「乳歯のときに反対咬合を治したが永久歯が生えてきてまた反対咬合になってしまった」、「乳歯列の時期に歯並びがきれいになったが、前歯(永久歯)が捻れて生えてきた」など、結果的に治療期間が長くなってしまう場合があります。