歯科矯正用インプラントアンカーとは
・矯正治療では、歯を動かすときに「動かしたくない歯」を固定源として使います。
でも、奥歯などを固定源にすると、一緒に動いてしまうこともあります。
・そんなときに役立つのが、インプラントアンカーです。
これは小さなチタン製のネジを歯ぐきの骨に軽く埋め込み、「動かない支点」として使うことで、より正確に歯を動かせるようにします。
力をかけるときには、インプラントアンカーと歯をひっぱるように力を加えることが多いです。
これは小さなチタン製のネジを歯ぐきの骨に軽く埋め込み、「動かない支点」として使うことで、より正確に歯を動かせるようにします。
力をかけるときには、インプラントアンカーと歯をひっぱるように力を加えることが多いです。
通常のインプラントアンカーの欠点として、複雑な歯の動かし方や装置の変更などが気軽にできず、別の方法をとる場合はインプラントアンカーを追加で打ち直すなどが必要になってきます。
一方、「i-Station（アイステーション）」は、ネジ２本に対して、上部構造を備えており様々な歯の動かし方や装置の変更が可能です。
（通常のインプラントアンカーのように打ち直す必要がない）
また、気軽にワイヤーを併用した力を加えることができるので、歯に3次元的な力を加えることができます。
（通常のインプラントアンカーの多くはゴムで引っ張ることが多いのですが、ワイヤーを組み込むことで従来できない動かし方ができる）
一方、「i-Station（アイステーション）」は、ネジ２本に対して、上部構造を備えており様々な歯の動かし方や装置の変更が可能です。
（通常のインプラントアンカーのように打ち直す必要がない）
また、気軽にワイヤーを併用した力を加えることができるので、歯に3次元的な力を加えることができます。
（通常のインプラントアンカーの多くはゴムで引っ張ることが多いのですが、ワイヤーを組み込むことで従来できない動かし方ができる）
どんなときに使うの？
・出っ歯（上顎前突）を後ろに下げたいとき
・出っ歯（上顎前突）を後ろに下げたいとき
・前歯の見えすぎ（ガミースマイル）を治したいとき
・歯並び全体を動かしたいとき
・顎の左右差やかみ合わせを整えたいとき
メリット
・歯を正確にコントロールできる
・抜歯をせずに治療できる場合もある
・硬い骨に装着することもあり、ネジが安定する傾向がある
デメリット
・装置に違和感がある
・ネジを入れる作業が煩雑
注意点
・ネジのまわりをしっかり清掃しないと、炎症や脱落の原因になることがあります。
・骨がやわらかい場所では、外れることもまれにあります。
・治療が終わったら、インプラントアンカーは取り外します（一時的な装置です）。
歯科矯正用インプラントアンカーの種類の中で特に、アイステーションの説明でした。
マニアックなところでわかりにくいかと思いますが、当院では通常のインプラントアンカーとアイステーションを使い分けて診療にあたっています。
歯並びで気になることがあれば、当院の歯並び無料相談をご利用ください。
日本成人矯正歯科学会 認定医
赤木 秀瑛（Hideaki Akagi）