岡山県倉敷市新田のロッソ矯正歯科　赤木です。

　

　滅菌機としてクラス B 滅菌システム　オートクレーブ リサという機器を導入していますが、今回、感染対策の一環として新たに自動式器具洗浄機を導入しましたのでご紹介したいと思います。



日々の医療機関の消毒、滅菌作業としては、
①洗浄（器具の水洗い、薬液での洗浄、超音波による洗浄）
②乾燥
③器具の包装
④滅菌（オートクレーブ リサ）

という大まかな流れを行っていますが、今まで①、②については人の手でおこなっていました。
今回導入した機器は①、②の作業を自動式器具洗浄機として機械でおこなうことができる装置の紹介となります。

　自動式器具洗浄機と表現しましたが正確に言うと、ウォッシャーディスインフェクターといって、タンパク質の除去を目的とした洗浄、すすぎ、熱水消毒、乾燥などを自動的に行う機器のことです。

　今回はウォッシャーディスインフェクターの中で、ミーレ ジェットウォッシャーという名称の機器を導入しました。



　本当は開業当初から導入したかったのですが高額な機器になりますので、導入を見合わせていました。ただ建築の設計の段階でいつかは導入すると決めていたため、実際に装置を搬入した時にぴったりの位置に置くことができました。

ミーレ ジェットウォッシャーを導入することで、

・毎回一定の洗浄効果が得られる
・細部まで洗浄効果が得られる
・一度に大量の洗浄ができる
・洗浄にかかる時間が大幅に短縮できる
・環境や作業従業員への暴露が最小限となる
・針刺し事故などスタッフのケガによる感染の心配がなくなる
・高温で洗浄、消毒ができる

上記のメリットをまとめると今回紹介したミーレ ジェットウォッシャーは、今まで人がおこなっていたことを代わりに機械がおこなってくれ、その分患者様やスタッフの感染リスクを抑えることができ、自動化でおこなうのでその分スタッフは別の作業をおこなうことができる非常に効率の良いものとなります。


院内感染対策として、普段対策を行っていましたが新しい機器をいれることでさらにバージョンアップすることができました。
安心してご来院頂ければと思います。

日本成人矯正歯科学会　認定医
赤木　秀瑛（Hideaki Akagi）