岡山県倉敷市新田のロッソ矯正歯科 赤木です。
「歯を白くしたい」「矯正治療を開始した場合、いつホワイトニングができるの?」「ホワイトニングの金額はどれくらいする?」
など疑問が浮かぶと思います。
2016年の公益社団法人 日本歯科医師会の10代~70代のお口の悩み調査によると、全年齢の悩みの中でそれぞれ上位に「歯の色が気になる」と解答があったようです。
そのため多くの方がお口の中で歯の色に悩みを持っていることがわかります。
今回は、当院での
①ホワイトニングの種類
②金額
③ホワイトニングのできる時期
について記載します。
①ー1 ホワイトングとは
ホワイトニングは市販で販売されているもの、歯科医院でおこなうホワイトニングなどがあります。
同じようにみえて全く別物となります。
市販品は、歯の表面の着色を分解して歯を白くします。良いところは薬剤が強くないため歯の痛みがあまり出ないことがメリットだと思います。
歯科医院は、歯自体を中から白くします。なぜこのような違いができかというと、使用するホワイトニングの薬剤の違いがあり、歯科医院で取り扱えるホワイトニング薬剤は歯自体を白くするものを使用することができます。
一方でホワイトニングをおこなうことができない方もいます。
例えば、未成年の方や、無カタラーゼ症(体内中のカタラーゼが不足し、過酸化水素が分解できなくなる病気で日本人が発見しています。)、妊娠中、テトラサイクリンによる歯の変色が強い人、健全でない歯を対象とした場合などです。
そのため、ホワイトニングを希望された場合、まずホワイトニングが可能かの判断をします。
①ー2 ホワイトニングの利点、欠点
歯の色が気になる人は、10代~70代のお口の悩み調査でどの年代も上位に入ります。
そのため、ホワイトニングをおこなうことで歯を白くして見た目の印象を変化させたりすることができますが、一方で欠点もあります。
欠点は、痛みがでる、色の戻りがある、ホワイトニングの効果ははじめの歯の色調で変化しやすい人としにくい人がいるなどが挙げられます。
当院では、歯の痛みに関しては、歯の刺激を抑える薬剤を併用することがあります。
色の戻りは食生活や生活習慣である程度起こりえるため、ホワイトニング後に時間が経過して再度ホワイトニングを再開するなどあります。
ネイルや髪を染めた場合も時間が経過するとやり変えなどあるのでそのイメージが良いかもしれません。
歯の色調は、人により黄色系、薄茶系、グレー系、濃茶系などあり変化がしやすい色調としにくい色調があります。
②ホワイトニングの種類と金額
当院で使用しているホワイトニングシステムは、オパールエッセンス(Opalescence)を採用しています。
ホワイトニングは大きくわけて、ホームホワイトニング、オフィスホワイトニング、ディアルホワイトニングという種類があり、それぞれ特徴と金額の違いがあります。金額は、自費診療となるため歯科医院で各々価格設定をしています。
・ホームホワイトニング・・・オーダーメイドのマウスピースを作製して、お家でホワイトニング薬剤を入れて数時間装着します。
・オフィスホワイトニング・・・歯科医院で1時間くらいかけて歯の表面に薬剤をつけて歯を白くします。
・ディアルホワイトニング・・・ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング両方おこなう方法です。
歯の色を白くして、さらにその効果を持続させるのを目的にする場合有効です。
料金表はホームページにも記載しています。
ホームホワイトニング |
上下 |
20,000円~30,000円 |
片顎のみ |
13,000円~18,000円 |
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ホームホワイトニング(薬剤のみ) |
3,000円 |
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オフィスホワイトニング(病院内で行います) |
35,000円 (税込 38,500円) |
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ディアルホワイトニング(ホーム+オフィス) |
50,000円 (税込55,000円) |
③ホワイトニングのできる時期
矯正治療を開始しない場合は、適応であればホワイトニングをすぐに開始できます。
矯正治療を開始した場合、ワイヤー矯正は基本的に装置を撤去後のホワイトニングをおこなうことが多いです。ただし、矯正治療でマウスピース型矯正装置を使用する場合は、薬剤のみの購入をしてもらい歯を動かしながらホワイトニングをおこなうことが可能です。
歯の治療を行う予定のある方は、ホワイトニング施術後に、治療をおこない歯の色調を合わせるのが良いかと思います。
参考になりましたでしょうか?
歯の色でお悩みの方、一度ご相談ください。
岡山県 ロッソ矯正歯科
日本成人矯正歯科学会 認定医
赤木 秀瑛(Hideaki Akagi)