
「子どもの下あごが出ているように見える…自然に治るのかな?」「自分の受け口、そのままにしておいても大丈夫?」そうした疑問を持ちながら、なかなか一歩を踏み出せない方は少なくありません。
結論からお伝えすると、受け口(反対咬合)は自然に治ることはほとんどなく、成長とともに骨格的なずれが大きくなる可能性があります。特に子どものうちに気づいた場合は、成長のタイミングを活かした早期対応が選択肢のひとつとなります。
この記事でわかること
- ✓ 受け口が自然に治らないといわれる理由
- ✓ 年齢別・受け口の原因と治療の考え方
- ✓ 放置した場合に起こりうるリスクと早期相談のポイント
📋 この記事の目次
- 受け口(反対咬合)とはどんな状態?
- 受け口は自然に治るのか?
- 受け口の主な原因
- 受け口の治療法:子どもと大人でどう違う?
- 放置するとどうなる?受け口を長期間そのままにするリスク
- ロッソ矯正歯科での受け口への取り組み
- よくある質問/まとめ
受け口(反対咬合)とはどんな状態?
受け口の基本的な定義
受け口とは、上の前歯より下の前歯が前に出ている状態のことを指し、専門用語では「反対咬合(はんたいこうごう)」と呼ばれます。正常な噛み合わせでは、上の前歯がわずかに下の前歯より前に位置していますが、受け口ではこの関係が逆転しています。
見た目として「しゃくれ」と表現されることもあり、横顔のシルエットや笑ったときの印象に影響を与えることがあります。
歯性・骨格性の違い
受け口には大きく分けて、歯の傾きの問題から生じるもの(歯性)と、上下のあごの骨格的なズレから生じるもの(骨格性)があります。歯性の受け口は比較的矯正治療で対応しやすい場合があるとされていますが、骨格性の受け口は成長に伴ってずれが大きくなることもあります。
日本人に見られやすい特徴
受け口は日本人に比較的見られる噛み合わせの問題のひとつとされています。遺伝的な要素が関係していることも多く、「親が受け口だから心配」という声も聞かれます。
受け口は自然に治るのか?気になる疑問に答えます
「自然に治る」は期待しにくいとされている理由
受け口が自然に改善されることは、一般的に考えにくいとされています。特に骨格的なずれを伴う受け口は、成長とともにあごの発育が進むにつれて、むしろ状態が変化しやすいといわれています。
子どもの受け口と大人の受け口、違いはある?
子ども(特に乳歯列期・混合歯列期)の受け口は、あごの成長を利用したアプローチが選択肢として検討できる時期とされています。一方、成長が落ち着いた成人の受け口は、骨格のずれを矯正治療だけで改善することが難しいケースもあります。
「そのうち治るだろう」というよくある誤解
「乳歯の受け口だから永久歯になれば治るかも」という考えは、完全には否定できませんが、根拠のない期待を持ち続けることはリスクを伴う場合があります。乳歯で受け口があった場合、永久歯列でも受け口が残る割合が高いとされており、早期に専門家へ相談することの意義は大きいといえます。
受け口の主な原因を知っておこう
POINT 01
遺伝・骨格的な要因
受け口の原因として遺伝が関係しているケースは少なくありません。親が受け口の場合、子どもにも同様の傾向が現れることがあるとされています。骨格的な受け口の場合、歯の矯正だけでなくあご全体のバランスを考慮した治療計画が必要になる場合があります。
POINT 02
口腔習癖・口の機能の影響
舌の位置や口周りの筋肉の使い方のくせ(口腔習癖)が、歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。舌を前歯の裏側から常に押し当てていたり、下あごを前に出すようなくせがあったりすると、受け口が定着しやすくなる可能性があります。
POINT 03
歯の生え方・乳歯のトラブル
乳歯の早期脱落や永久歯の生える位置のずれが、受け口の一因になることがあります。上の前歯が内側に傾いて生えてきたために噛み合わせが反対になるケースもあります。歯性の受け口は、早期に発見できると比較的対応しやすいとされています。
受け口の治療法:子どもと大人でどう違う?
子ども(混合歯列期)の受け口への対応
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期は、あごの成長が活発な時期です。この時期に受け口の傾向が見られる場合、成長を利用した早期の対応が治療の選択肢として挙げられます。可撤式(取り外し式)の装置を使ってあごの成長方向を誘導する方法や、固定式の装置を使うアプローチなどがあります。また、口腔筋機能療法(MFT)によって舌や口周りの筋肉のバランスを整えることも、歯並びへのアプローチのひとつです。
成人の受け口への対応
成長が止まった成人の受け口では、歯を動かして噛み合わせを改善するアプローチが中心になります。ブラケット矯正やマウスピース型矯正装置、目立ちにくい舌側矯正など、複数の治療方法を選択できる場合があります。骨格的なずれが大きい受け口の場合は、外科的矯正治療との組み合わせが検討されることがあります。
治療方法の比較:メリットとデメリット
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✔ 早期(成長期)対応のメリット
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⚠ 早期治療の注意点
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子どもの矯正治療費の目安(当院の場合)
項目費用(税込)初診相談0円(無料)資料採得+診断料22,000円子どもの矯正治療275,000円〜385,000円インビザラインファースト385,000円〜495,000円毎月の調整料3,300円〜5,500円仕上げの矯正治療(Ⅱ期治療)275,000円〜330,000円(追加)※上記はすべて自由診療です。外科的矯正治療など保険適用が認められる場合もあります。
相談のタイミングを迷っている方へ
- 受け口のタイプ(骨格性/歯性/機能性)を診査で確認します
- 今すぐ治療を始めるか、経過観察が適切かを専門医の視点で判断します
- 幼児期・混合歯列期・成人期、それぞれに応じた治療方針をご提案します

放置するとどうなる?受け口を長期間そのままにするリスク
噛む機能・消化への影響
受け口の状態では、上下の歯がうまく噛み合わないため、食べ物を細かく砕く効率が下がることがあります。食べ物を十分に噛み砕けないまま飲み込むと、消化器官への負担が増える可能性が考えられます。
顎関節・骨格への影響
噛み合わせのずれが長期間続くと、顎関節や周囲の筋肉に負担がかかる可能性があります。顎関節症の症状と関連することがあるとされていますが、因果関係は個人によって異なります。
全身の健康との関係
日本歯科医師会雑誌(1999年、茂木悦子ら)の報告によると、80歳で20本以上の歯が残っている方々の中に受け口の方はいなかったという結果が報告されています。歯並びや噛み合わせは長期的な口腔の健康と関係している可能性が考えられます。
発音・心理的な影響
受け口の状態は、歯と舌の位置関係が通常と異なるため、特定の音(「さ行」「た行」など)の発音に影響が出ることがあります。また、見た目の変化が自信やコミュニケーションに影響を感じる方もいらっしゃいます。
ロッソ矯正歯科での受け口への取り組み
- 0歳〜成人まで対応の矯正専門医院:お子さんの早期相談から成人の本格矯正まで一貫対応
- 歯科用CT・iTero elementによる精密診断:骨格の状態や歯の位置を立体的に把握
- MFTによる歯並び予防:0歳〜5歳の時期から筋機能を整える
- 指定自立支援医療機関・顎口腔機能診断施設認可:保険適用対応可能
- 完全個室診療室・0〜5歳専用お部屋完備
受け口でご相談に来られる患者さんの中には、「自然に治ると思っていた」「様子を見ているうちに大きくなってしまった」という方が少なくありません。歯並びや噛み合わせは、見た目だけでなく、食べること・話すこと・長く自分の歯を保てることにも深く関わっています。当院では、保護者の方やご本人のお悩みをしっかり伺いながら、個々の状態に合わせた治療計画をご説明しています。初診相談は無料で承っています。
👨⚕️ ロッソ矯正歯科 院長 赤木 秀瑛
よくある質問
Q. 3歳の子どもが受け口です。今すぐ治療を始めたほうがいいですか?
A. 3歳ごろから受け口の傾向が見られる場合は、一度専門家に状態を確認してもらうことをお勧めします。乳歯列期はあごの成長が活発な時期で、装置を使ったアプローチが検討できる場合があります。ただし、経過観察が適切な場合もあります。
Q. 大人の受け口は矯正だけで治せますか?
A. 歯性の受け口は矯正治療で改善が期待できる場合があります。ただし、骨格的なずれが大きい場合は、外科的矯正治療との組み合わせが提案されることもあります。
Q. 受け口の治療に保険は使えますか?
A. 一般的な受け口の矯正治療は自由診療となります。ただし、外科的矯正治療が必要と判断された場合や、口唇口蓋裂などの先天的な疾患がある場合など、一定の条件を満たす場合に保険適用となることがあります。

📝 この記事のまとめ
- 受け口は自然に治ることはほとんどなく、成長とともに状態が変化する可能性があります
- 歯性・骨格性の違いや年齢によって、適切な治療のアプローチは異なります
- 放置すると、噛む機能・顎関節・発音・全身の健康に影響が出る可能性があります
- 子どもは成長期を活かした早期対応が選択肢のひとつ、大人でも矯正治療や外科的矯正治療が検討できます
- まずは専門家による精密診断を受けることが、適切な治療への第一歩です
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ロッソ矯正歯科(岡山県倉敷市)
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