
「矯正治療を始める前に、どんな検査をするの?」「レントゲンと歯科用CTって何が違うの?」と気になっている方は少なくありません。矯正治療における診断の精度は、その後の治療計画に大きく影響する重要なプロセスです。
岡山県倉敷市新田にあるロッソ矯正歯科では、歯科用CTとiTero element(口腔内スキャナー)を組み合わせた精密診断を行っています。院長の赤木 秀瑛(Akagi Hideaki)は岡山大学大学院で顎口腔再建外科学を専攻した経歴を持ち、骨格レベルでの診断を大切にしています。
この記事では、歯科用CTを使った矯正の精密診断で「何がわかるのか」をわかりやすく解説します。
- ✅ 歯科用CTが矯正治療の診断で果たす役割
- ✅ 2Dレントゲンだけでは見えにくいことと、3D診断の違い
- ✅ iTero elementとの組み合わせ診断フローの具体的な内容
- ▸ 矯正治療を考えたとき、こんな疑問はありませんか?
- ▸ 歯科用CTとは?2Dレントゲンとの違いをわかりやすく解説
- ◦ 2Dレントゲン(パノラマ)でわかること・わからないこと
- ◦ 歯科用CT(3D画像)だからこそわかること
- ◦ 2Dレントゲンと歯科用CTの主な違い
- ▸ ロッソ矯正歯科の診断フロー|CTとiTero elementを組み合わせた理由
- ◦ iTero element(口腔内スキャナー)とは何か
- ◦ 歯科用CT+iTero elementで診断精度がどう変わるか
- ◦ 院長・赤木の大学院研究が活かされる精密診断の視点
- ▸ 矯正治療の費用・期間の目安(自由診療)
- ◦ 子どもの矯正治療費用の目安
- ◦ 成人の矯正治療費用の目安
- ▸ ロッソ矯正歯科のこだわり|倉敷市で精密診断を受けるなら
- ▸ よくある質問(FAQ)
- ◦ この記事のまとめ
- ◦ 矯正治療の精密診断について、まずはご相談ください
矯正治療を考えたとき、こんな疑問はありませんか?
「歯並びが気になっているけど、どんな検査が必要なのかわからない」「レントゲンは撮ったことがあるけど、CTまで必要なの?」——矯正治療を検討し始めたとき、こうした素朴な疑問を持つ方はとても多いとされています。
歯並びの乱れや噛み合わせのズレは、見た目の問題だけではありません。歯周病やむし歯になりやすい環境につながる可能性があるとされており、食べ物をうまく噛めない・発音がしにくい・顎に負担がかかるといった機能的な影響が生じることもあります。また、80歳で20本以上の歯が残っている方を調査した研究(日本歯科医師会雑誌 1999;52 茂木悦子ら)では、前歯や奥歯がしっかりと噛み合い安定していたことが報告されており、受け口(反対咬合)の方は含まれていなかったとされています。このことから、歯並びや噛み合わせは全身の健康状態と関連していると考えられています。
だからこそ、矯正治療の「診断の精度」はとても大切です。表面から見えている歯の位置だけでなく、骨格的な構造や歯根の状態まで把握した上で治療計画を立てることが、より適切な矯正治療につながるとされています。
よくある誤解として、「レントゲンを1枚撮ったから診断は終わり」と思われる方もいますが、一般的なパノラマレントゲン(2D画像)と歯科用CT(3D画像)では、得られる情報量に大きな差があります。次の章でその違いを詳しく見ていきましょう。
歯科用CTとは?2Dレントゲンとの違いをわかりやすく解説
2Dレントゲン(パノラマ)でわかること・わからないこと
一般的な歯科で撮影するパノラマレントゲンは、口全体を平面の1枚の画像として記録するものです。歯の本数・大まかな骨の形・親知らずの位置などを確認するのに有用とされています。
しかし2D画像は、前後の重なりが生じるため、奥行き方向の情報が平面に圧縮されてしまうという特性があります。たとえば、歯根が骨の中でどのような角度・方向に傾いているか、骨の厚みがどの程度あるか、といった立体的な情報は、2Dのみでは確認しにくいとされています。
歯科用CT(3D画像)だからこそわかること
歯科用CTは、X線を利用して顎や歯の構造を3次元データとして記録する装置です。得られた画像は上下・左右・前後のあらゆる断面から確認することができ、骨格の立体的な形態・歯根の向き・骨の厚さなどを詳細に把握することが可能とされています。

受け口(反対咬合)や出っ歯などの症例では、歯の傾きだけでなく骨格的なズレが関与していることがあります。歯科用CTによる3D解析では、上顎・下顎の位置関係を立体的に把握し、矯正治療のみで対応できる範囲か、外科的な処置も含めた検討が必要かどうかを診断する際の参考となる情報が得られます。個人差があるため、詳細は診察時にご確認ください。
矯正治療では歯を骨の中で動かすため、移動先に十分な骨量があるかどうかの確認が重要とされています。歯科用CTでは、歯根が埋まっている骨の厚さや隣接する歯根との距離などを確認することができ、治療計画の立案時の参考情報として活用できます。状態によって異なりますので、個別にご説明いたします。
歯科用CTは、顎関節の骨形態や気道のスペースの確認にも活用されることがあります。噛み合わせと顎関節・呼吸の関係は複雑ですが、3Dデータがあることで、総合的な視点から治療計画を検討する際の情報収集に役立てることが可能とされています。
2Dレントゲンと歯科用CTの主な違い
| 比較項目 | 2Dレントゲン(パノラマ) | 歯科用CT(3D) |
|---|---|---|
| 画像の次元 | 平面(2D) | 立体(3D) |
| 骨格的なズレの把握 | 限定的 | 多方向から確認可能 |
| 歯根の向き・骨の厚み | 重なりにより確認困難なことがある | 断面ごとに確認できる |
| 顎関節・気道の評価 | 概略のみ | 立体的な形態の参照が可能 |
| 患者への情報共有 | 平面画像の説明 | 3D画像で視覚的に共有しやすい |
ロッソ矯正歯科の診断フロー|CTとiTero elementを組み合わせた理由
iTero element(口腔内スキャナー)とは何か
iTero elementは、小型のスキャナーを口の中に当てるだけで、歯列全体の3Dデジタルモデルを作成できる機器です。従来の型取り(歯型の印象採得)で使用していたシリコン材料をお口に入れる必要がなく、短時間でデジタルデータとして歯の形を記録することが可能とされています。
スキャンされたデータは画面上でリアルタイムに確認でき、患者さんご自身も現在の歯並びの状態を視覚的にご覧いただくことができます。また、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)など、デジタルデータをもとにカスタム作製する装置においては、精度の高いスキャンデータが治療に活用されます。
歯科用CT+iTero elementで診断精度がどう変わるか
歯科用CTは骨格・歯根・骨量など「歯を支える構造の内側」を、iTero elementは歯の形状・歯列の位置関係など「歯の表面と歯列の形」を、それぞれ異なる角度から情報として記録します。この2つを組み合わせることで、骨の中の状態と歯の形を統合した診断が行いやすくなるとされています。
CT+iTeroを組み合わせるメリット
- 骨格と歯列を統合的に把握しやすい
- 外科的矯正治療が必要な症例の早期把握の参考になる
- マウスピース矯正・舌側矯正など装置選択時の参考情報が増える
- 患者さんへの視覚的な説明がしやすい
- デジタルデータとして記録・管理が可能
注意・確認が必要な点
- CT撮影にはX線被曝が伴います(必要性を考慮した上で実施)
- すべての症例で必ずCT撮影を行うわけではありません
- 診断結果は個人差があり、状態によって異なります
- デジタルデータはあくまで診断の参考情報の一つです
院長・赤木の大学院研究が活かされる精密診断の視点
ロッソ矯正歯科の院長・赤木 秀瑛(Akagi Hideaki)は、2015年から岡山大学大学院の医歯薬学総合研究科 顎口腔再建外科学分野で社会人大学院生として研鑽を積んだ経歴を持っています。顎口腔再建外科学とは、顎や口腔周囲の骨格・機能を専門的に研究する分野です。
この分野での学びを基盤に、骨格レベルでの顎のズレや歯根の状態の評価を、矯正治療の診断に活かすアプローチを大切にしています。たとえば、見た目には「歯が出ている(出っ歯)」ように見える症例であっても、骨格的な要因が大きい場合には、通常の矯正治療だけでは対応が難しいことがあります。こうした骨格的な問題の可能性をより早い段階で把握するためにも、歯科用CTによる3D診断は有用な情報を提供できるとされています。
⚠ リスク・副作用について
矯正治療全般において、歯の移動に伴う痛みや違和感が生じる可能性があります。また、歯根吸収(歯の根が短くなる現象)、歯肉退縮、治療後の後戻りなどが起こる可能性があります。外科的矯正治療を伴う場合には、外科手術に関するリスクも別途ご説明します。治療内容・リスクについては必ず診察時に詳しくご説明しますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
悩む前にまずはご相談ください!メールからのご相談も受け付けています。
矯正治療の費用・期間の目安(自由診療)
子どもの矯正治療費用の目安
混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)の矯正治療は、成長を利用しながら歯列・骨格のバランスを整えることを目的としています。ロッソ矯正歯科では以下の費用を目安としています(すべて自由診療)。
| 治療内容 | 費用の目安(税込) |
|---|---|
| 初診相談 | 無料(2回目以降3,300円) |
| 資料採得+診断料 | 22,000円 |
| 毎月の調整料 | 3,300円〜5,500円 |
| 子どもの矯正治療(Ⅰ期治療) | 275,000円〜385,000円 |
| マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザラインファースト) | 385,000円〜495,000円 |
| 仕上げの矯正治療(Ⅱ期治療)※開始する場合追加 | 275,000円〜330,000円 |
成人の矯正治療費用の目安
成人の矯正治療は、歯並びの状態・希望する装置の種類によって費用が異なります。以下はロッソ矯正歯科での目安となります(すべて自由診療)。
| 治療内容 | 費用の目安(税込) |
|---|---|
| ブラケット矯正(金属) | 605,000円〜715,000円 |
| ブラケット矯正(透明) | 660,000円〜770,000円 |
| マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン) | 715,000円〜990,000円 |
| カスタムメイド型舌側矯正装置 | 1,100,000円〜1,540,000円 |
| 部分矯正 | 55,000円〜440,000円 |
※治療済みの歯が多いなど難易度が高い場合、難症例加算として追加費用が生じることがあります。詳しくは診察時にご確認ください。
矯正治療の期間は、歯の状態・骨格の状態・装置の種類などによって異なります(個人差があります)。一般的に子どもの矯正(Ⅰ期治療)は1〜3年程度、成人矯正は1.5〜3年程度が目安とされていますが、詳細は診断後にご説明いたします。通院頻度は、装置の種類や治療ステージによって月1回〜2か月に1回程度が目安とされています(状態によって異なります)。
⚠ 保険矯正について
ロッソ矯正歯科は指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)および顎口腔機能診断施設の認可を受けており、外科的矯正治療など一定の条件を満たす場合に保険適用となる場合があります。保険適用の可否は診察・診断によって判断しますので、詳しくはご相談ください。
ロッソ矯正歯科のこだわり|倉敷市で精密診断を受けるなら

よくある質問(FAQ)
この記事のまとめ
- ✅ 歯科用CTは、2Dレントゲンでは確認しにくい骨格的なズレ・歯根の向き・骨の厚みを3次元で把握できるとされています
- ✅ iTero element(口腔内スキャナー)との組み合わせで、骨格内部の情報と歯列の形状を統合した診断が行いやすくなります
- ✅ 院長・赤木は顎口腔再建外科学の大学院研究を経ており、骨格レベルの視点を矯正診断に活かすアプローチを大切にしています
- ✅ ロッソ矯正歯科は保険矯正対応・完全個室・0〜5歳専用室など、岡山県倉敷市新田の矯正専門医院として多様なニーズに対応しています
- ✅ 治療に伴うリスク・費用・期間は個人差があります。まずは無料の初診相談でご自身の状態を確認することをご検討ください
関連コラム
お電話でのご相談:086-441-2306
〒710-0038 岡山県倉敷市新田3206-3|JR倉敷駅より車12分|駐車場11台完備
診療時間:月・火・水・金 10:00〜18:30 / 土・日 9:00〜17:00(木曜・祝日休診)
院長・赤木 秀瑛(Akagi Hideaki)より
矯正治療は、歯を動かすだけの治療ではありません。噛み合わせや骨格のバランスが、全身の健康にも関わるという視点を大切にしています。大学院で顎口腔再建外科学を学んだ経験から、歯の表面だけでなく骨格レベルでの評価を重視した診断を心がけています。歯科用CTとiTero elementを組み合わせることで、より詳細な情報をもとに治療計画をご提案できるよう努めています。治療に関するメリット・考えられるデメリットや起こりうる可能性についても、丁寧にご説明させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。